スンベラワン仏舎利塔(Stupa Sumberawan)

シンゴサリの市場から乗り合いバスに乗り、アルジュノ(Arjuno)山に向け、電気の付いていな
い村を過ぎて降りた後、水浴び(mandi)や洗濯(cuci)をしている女性を横目に歩いていくと、
湧き水池が見えてくる(右2番目)。
当時のマランの地図では、Pemandian Ken Dedes(ケン・デデス水浴場)とあり、シンゴサリ
王朝の始祖ケン・アンロックが王族の夫を殺害し、己の妻にしたのが Ken Dedes である。

クディリ(Kediri)のジャヤカトワンによって最後のクルタネガラ王が殺され、王の女婿、ウィジャ
ヤ(Wijaya)がジャヤカトワンを討ち、マジャパヒト王国を起こすがその最盛期の第4代王ハヤ
ム・ウルク(1350-89)が1359年にここを訪れた事が宮廷詩人プラバンチャ(Prapanca)の叙事
詩にあり"Kasuranggahan"「天女の園」と記されている。

誰を奉った仏塔かわからないが、マラン観光局の説明だとシンゴサリから8kmとある。