シンゴサリ赴任後の2月、一番初めに始まったマラン国民工科大学(ITN Malang)の校外実習の前後に撮った実習室
の主な工作機械。旋盤、フライス盤、片削り盤、平面研削盤、ボール盤、CNC旋盤と一通り揃っており、CNCを含め、
故障している機械も少なくなかったが、下段左2番目のクランクシャフト研削盤など使用形跡の無い不要な機械まで
いろいろな国製の援助(世界銀行による借款)がされていた。
1991年11月12日に東ティモールのディリで「サンタクルス事件」(国軍による市民の大量虐殺)前の6〜9月までの
いわゆる、当時の東ティモールのインドネシア従属政策の一環としてのジャワ島内の各職業訓練センターで基礎
職業訓練を行い、最低限3年間の就労場所を提供するプログラム。
むつかしいジャワ人との付き合いに比べ、気質的には東ティモール人の方が素直ではあったが、当時イ国政府は
東ティモール住民に対し基礎教育を与えていなかったようで工作機械の指導はむつかしかった。
一番右は、国営企業PT Boma Bisma Indra従業員+αの数値制御(CNC)工作機械の訓練で機械製図を担当
させてもらったが、国立大学の教授の肩書きを持つものの出来が悪いのに驚く。