ボロブドゥール(Borobudur)&チャンディ・ムンドゥト(Candi Mundut)

言わずと知れた今では世界遺産に登録されている、壮大で華麗な世界随一の仏教遺跡。
古代大乗仏教王朝サイレンドラ(Sailendra)時代の8〜9世紀頃に建立され何らかの影響の
ため(後の勢力に壊されない等)密林に埋もれていたのを1814年イギリスのラッフルズに
よって発見され、オランダ植民地時代の1907〜11年にかけて再建されたが、原形のまま
かは疑わしいようだ。
いくつかの回廊からなっているが、施されている浮彫りは現存する経典と一致するとのこと。

1973年にはUNESCOにより修復工事が行われ、1982年には日本のODAにより国立史跡
公園としての観光地化開発された。

私達が訪れた1990年末の翌年の10月には天皇皇后両陛下も訪れている。

インドネシアを訪れる機会があれば、私は熱で行けなかったヒンドゥー・マタラム王朝時代に
建立されたチャンディ・プランバナン(Candi Prambanan)群遺跡と共に一見の価値がある。

ボロプドゥ−ルから真東に約3kmに同じくサイレンドラ仏教王朝のチャンディ・ムンドゥト
(Candi Mundut)がある。
中央の写真で全体を写していないが、ボロブドゥールより若干先に建立されたとされる。
下部の基壇を階段を上がった室内に三尊像の石仏が彫られている。
左写真が説法印の釈迦如来像で、高さが3mぐらいある。
右写真は、回りの夕暮れ風景。